このオーケストラの特徴は、メンバーがお互いの音を聴きあうことは当然としても、ともに演奏する歌い手、合唱団の音色や言葉を聞きながら感動し喜びをともにしながら演奏できるという＜才能＞にめぐまれていることです。
　フリープレイヤーからなるこのオーケストラの可能性はフリーそのものにあります。自発性に優れたプレイヤーが集まることによって、指揮者の要求や合唱団との融合に柔軟に対応できる音楽作りが可能であることを、これまでのコンサートで充分に証明したといえるでしょう。