2024/5/3 合唱音楽の森Vol.2~合唱指揮57年 郡司博プロデュース
2024/05/03(金祝) 国分寺市立いずみホール(西国分寺南口駅前)
メンデルスゾーン 野に歌う6つの歌 第1集より
指揮:渡部智也 合唱:コール・クランツ
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J.Sバッハ モテット Jesu,meine Freude
指揮:郡司博 合唱:小金井バッハ・モーツァルトアカデミー
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高田三郎作曲 吉野弘作詩 「心の四季」
指揮:玉山彰彦 合唱:「心の四季」を歌う会
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鈴木憲夫作曲 宮沢賢治作詩 「永訣の朝」
指揮:小河佑樹 合唱:「永訣の朝」を歌う会
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佐藤眞作曲 大木惇夫作詩 「土の歌」
指揮:郡司博 合唱:東京ライエンコーア
ピアノ:小林牧子 オルガン:越前佳織
主催:ガーベラクラシック音楽の会
共催・チケットお取扱い:おんがくの共同作業場
<観客アンケートから>
●第4、5ステージが特に素晴らしかったです!
●ベテランと若手指揮者の組み合わせがとても良かった。玉山さんの流れのある指揮、小河さんのキレのある指揮、2人とも今後の成長が大変楽しみである。渡部さんの合唱と一体化した晴れやかな指揮もとても良かった。郡司さんの合唱の力を極限まで引き出そうとする、良い意味でのしつこさには感銘を受けた。聴きたい:海など昔の歌も。
●久々に嬉しいひとときでした。全員合唱も出来て心地良かったです。合唱でこころがふるえる体感はやぱり素敵でした。皆さんに感謝です。
●こんな世の中だからこそ「今、聴きたい!!」そんな選曲でした。土の歌聴くのではなく歌いたかった。最後のアンコールで会場から歌えたのは、とても良かったです。
●素晴らしかったです!!感動しました。宮沢賢治、大地讃頌、気持ちが伝わりました。
●大変重い合唱の最後に「大地讃頌」が入り会場と共に終演の合唱でしめくくり感動しました。素晴らしい詩人たちの詩に素晴らしい曲での「合唱」に心を打たれ、合唱の素晴らしさを堪能しました。また聴きに来たい。
●喉の奥がよくあき、まっすぐな頭声が響き、しなやかにのびやかに歌う合唱のスタイルがとても参考になりました。「土の歌」素晴らしかったです。大勢で歌い上げる合唱の素晴らしさが身体にしみこんできました。聴きたい:「永訣の朝」の再演を聴きたい。力のある天井につきぬけるような迫力とユニゾンの静寂の対比、そしてその後の休符がとてもいきていて素晴らしい。
●聴きたい:啄木短歌集(高田三郎)、沙羅(信時潔)、から松(小林英雄)
(new!5/8付)
●5団体がそれぞれの表情があるレベルの高いステージでした。美しいドイツ語の発音にハッとさせられるメンデルスゾーンもバッハも良かったですが、後半の日本の合唱曲はやはり胸打たれました。私が感動で泣きそうになったのは「永訣の朝」賢治の慟哭を見事に合唱で表現され、小河佑樹さんは素晴らしい指揮者だと思いました。牧子先生の入魂のピアノもすごかった!!日本語字幕がついていたのもいい試みです。郡司先生のお元気な姿も嬉しく幸せな時間でした。次回も楽しみにしています。
<団員等に寄せられた感想から>
●今日はお会いできまして良かったです!私も母も、とても楽しい時間を過ごせました。いつもより小規模なホール、日本語の歌ということで新鮮でしたし、みんなで歌うアンコールもアットホームな感じで良かったです。ありがとうございました。
●「モテット」は、ご解説をもう一度拝見しながら聴かせて頂きました。
「土の歌」の「大地讃頌」は確かに耳に馴染みがありましたが、他の曲の重い話題はズシンと胸に響きました。最後の勢いある終わり方で、未来への希望が見えた気がいたしました。アンコールで「大地讃頌」を歌うということで、歌えそうなところだけ小さな声で歌いました。お隣にいらした紳士お二人が、いかにも合唱経験者という素晴らしいお声で、思わす帰り際にお声をおかけしました。
●今日は爽やかな風が音楽の森に吹く中、妻と楽しいひと時を過ごさせていただきました。有難うございました。モテットについては、なかなか建築学的な構成まで理解するのは難しかったですが、催眠術にかかったような感じで聴いていました。
土の歌は歌ってる方々が色々な思いを巡らせながら歌ってるんだろうな・・・と思って聴いておりましたが、最後に両隣の方々も嬉しそうに(?)歌っておられました。
●本日は、素敵なひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。土の歌は、第7楽章は、雄大で迫力満点ですが、全楽章通じて、今こそ歌うべきと、思いました。永訣の朝は、涙が出てこまりました。四季の歌は、情景が、映し出されるようでした。とても、楽しかったです。ありがとうございました。
●本日のコンサートを心から楽しませて頂きました。美しい日本語の、スケールの大きな詩の世界に引き込まれました。
「心の四季」の雪と「永訣の朝」の雪、どちらも痛々しく胸にしみました。昨年の第九で先生の隣にいらした小河さん、その優雅で清々しい指揮に見とれました。お誘いいただかなければストレスと格闘するだけの今日だったと思いますが、久々に電車で遠出をして、初夏の日差しを浴び、大分調子回復です。また次回を楽しみにさせていただきます。
●今日の合唱。本当に良かったですね。バッハのモテット、さすが郡司先生と思いながら聞いていました。高田三郎さんの曲は私の世代には懐かしさを感じるメロディライン。雪が激しくふりつづいている・・懐かしかった。宮沢賢治の「永訣の朝」は初めて聞きましたが、胸にこみ上げるものがありました。素晴らしい曲ですね。ソプラノがしっかりしていて情感たっぷりに表現されていましたね。そして土の歌を久しぶりに全曲聞くことが出来て、あらためてすごい曲だなと思いましたし、第一楽章から聞いて、地上の祈りからすぐに大地讃頌に入っていくと、あの曲の素晴らしさが輝きますね。あちこちで大地讃頌を聞く機会はありますが、今日は久しぶりに感動の歌声でした。音色がものすごく柔らかくて優しかったです。聴きたい:混声合唱版:廣瀬量平「海鳥の詩」が大好きなので。
●永訣の朝:宮沢賢治の歌詞はさすがさすがの素晴らしさで、一言一言が心を揺さぶられました。心の底にある感情を揺さぶられました。パートのバランスもそれぞれに曲の深さがしみじみ出ていて、心の中にしまって過ごしている毎日の気持ちの感情を揺さぶれ、涙しながら聴き入りました。
団員皆さんの気持ちが揃って表現され、素晴らしい曲を聴かせて頂きました。小河先生の表現力、まだお若いかたなのに本当に見事でした。そして伴奏ピアニストの素晴らしさ、1音1音が歌詞と情感に包まれていました。すべてが感動的でした。
●永訣が細部まで歌い込まれていて、一番完成度が高くてパーフェクトだった。全体の音色が揃っていて言葉もよく分かった。小河さんの指揮が本当に素晴らしくて、詩の内容に対して一貫して冷静に振って見えるところに感動した。
●永訣の朝、素晴らしかったです。発表になった際どんな曲だろうとYouTubeで聴いてみたのですが・・昨日の演奏は別物!人間の生、の温度というか柔らかさというか、現実に近いというか..とし子の死というものを身近にしてました。
●玉山彰彦先生からメッセージをいただきました。
〜みなさん演奏会お疲れ様でした。心の四季は複雑な和音もなく全編を通してシンプルな曲集ですが、隅々まで気を配り丁寧に音楽的にしようと考えるとなかなか難しい曲でした。僕の拙い指揮ではありましたが、本番みなさんが非常に高い集中力でついてきてくれたおかげで、練習を含めた中でも本番が一番いい演奏になったと思っています。
メンデルスゾーン、モテット、永訣の朝、土の歌のみなさんとは、一緒に歌わせていただきました。本番ならではの熱のこもった熱い演奏を一緒につくれたこと非常に嬉しく思います。
本当にありがとうございました。僕の指導している月曜日の夜の時間は、5/20からラターのグローリアの練習が始まります。ぜひ、そこでまたみなさんにお会いできたら嬉しいです。
●小河佑樹先生からのメッセージです。
〜みなさま演奏会おつかれさまでした。永訣の朝は歌詞の内容の重さから、毎週の練習から曲と向き合うのに大変体力のいる曲でしたし、楽章が分かれていない1曲のなかで様々な感情表現をする難しさもあったかと思います。本番当日のみなさんは高い集中力と、詩を表現する強い執念が実った素晴らしい演奏になったかと思います。客席では泣いている方もいらっしゃったようで、大成功ですね。私もこの曲を演奏できて良かったです。約4ヶ月間ありがとうございました。
(new!5/8)
●渡部智也先生からのメッセージです。
~合唱音楽の森演奏会にご参加の皆様、各合唱団の皆様おめでとうございました。
バッハから現代の日本の合唱曲まで幅広く合唱を楽しめる素晴らしい会で、
参加された合唱団員の皆様とそれぞれ指揮者の情熱があふれた演奏会だったと思います。
本番の日の満員の会場の盛り上がりが、音楽会の成功をあらわしていたと思います!
●郡司博先生からのメッセージです。
~合唱音楽に長く携わってきた者として ここ十数年合唱音楽の相対的価値が下がっていることが非常に気になっていましたが、今回のコンサートがそのことへの一石を投じる役割を果たせたのではないかと思っています。楽しく歌うことから、より芸術的な価値のあるものへと要求されているのではないかと考えています 。また皆さんの力を合わせて 一歩一歩前進していきましょう。