コンサート情報

2018.5.17音楽と語りでつづる/J.S.バッハ 「ヨハネ受難曲」

日付
2018/05/17(木)
時間
18:15開場 18:45開演
会場
紀尾井ホール
入場料
全指定席 S5000 A4000 B3000

イエスは 何故

十字架に自ら向かったのか

新進の脚本家:岡田道子

語り:渡部智也

音楽:郡司博

が繰り広げる

『ヨハネ受難曲』
演奏史への挑戦そして革命

<音楽と語りでつづる/J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」>

指揮:郡司 博/語り:渡部智也
ソプラノ:松井亜希/アルト:増田弥生/テノール:中嶋克彦/バス:加藤宏隆
管弦楽:オラトリオ・シンフォニカJAPAN/オルガン:小林牧子
合唱:東京オラトリオ研究会、立川コーラス・アカデミー
台本制作:岡田道子

『ヨハネ受難曲』がそれまでの受難曲のイメージを大きく覆すほどの衝撃を人びとに与えたことは想像に難くありません。なかでも第二部の中心部における劇的な展開は、受難曲というより迫真のドラマを目の前で観ているような印象を与えたことでしょう。合唱が演じるユダヤ人たちがイエスを十字架にかけろ!と迫る中で、総督ピラトはイエスの言う真実というものに戸惑いながらも最後には イエスを十字架にかけるべく引渡してしまいます。ところが十字架で息をひきとる直前にイエスが言います。成し遂げられた!と。十字架の上で死ぬことによって一体何が成し遂げられたのでしょう?

イエスのことを知らないと三度まで否認してしまったペテロにも向けた眼差しを、いまわの際の私たちにも向けて下さい!と切々と祈る第1部最後のコラールに『ヨハネ受難曲』を通したバッハの願いが現れています。それはそこに至るドラマの展開が劇的であるほど一層引きたつのです。

今回の演奏では、こうした展開をより理解していただき易くするため、ドイツ語で朗唱される福音史家の部分を日本語による朗読でおとどけします。円熟期のバッハが自信作に込めた思いを是非体感してください。(岡田利英)

★合唱団員が5/17チケットと共にお客様にお渡ししている「正しい?ヨハネ受難曲の聴き方」(PDF:A4-4枚)をご本人の了承を得てリンクさせて頂きます。 分かりやすい曲解説がちょっと面白い。今回はイタリア・ミラノにある、レオナルド・ダビンチが描いた「最後の晩餐」から話が始まります。是非お読みください。

5/17ヨハネ受難曲チラシ(PDF)