コンサート情報
第8回バス・リサイタル 渡部 智也(カンマーザールサロンコンサート)
ロシア帝国の栄華の象徴であるエカテリーナ二世と共に18世紀が終わり、ナポレオンのロシア侵入やトルコとの戦争(第三次露土戦争)、専制政治の打倒と農奴制廃止を掲げたデカプリストの乱がおこったのが、19世紀前半です。「最も暗い時代」と言われた時代は、プーシキン、レールモントフの活躍や現在のボリショイ劇場の建設など、ロシア独自の文化が花咲き始めた時代でもありました。そんな19世紀前半を生きた作曲家の作品をとりあげ、ロシア芸術歌曲の源流をたどっていきます。 ピアノ:吉永哲道 プログラム 1 月中旬、カンマーザールのオーナーでもあった伏見さんが、妻裕子さんとお嬢さんの胸に抱かれて 93 歳の人生の幕を閉じた。 そのお寝顔は存命中よりも若々しく青年のようでもあった。40 年にもわたって私たちのわがままを全て受け入れてくださり数百回になるカンマーザールサロンコンサートの礎を作ってくれた。私は涙とともに感謝を捧げた。渡部智也はそれを引き継ぐ無二の人である、智也君の大地にしみるロシアのうたは、伏見辰三さんへの鎮魂うたなのだ。 郡司 13:30~13:45 プレ・コンサート *お客様のマスク着用、検温、手先の消毒など、コロナ感染対策のご協力をお願いいたします 主催:音楽企画「マイスキーヴェーチェル」
グリリョフ(1802~1852):小鳥は飛びさった/戦いの後で/鈴の音
ワルラモフ(1801~1848):山の頂
アラビエフ(1787~1851):私は貴方を愛していた
チトフ(1798~1848):歌うな、美しい人よ/小鳥
ヴェルストフスキー(1799~1862):黒いショール
グリンカ(1804~1857):ボレロ
バルカローラ:血は熱い思いに沸き立ち/私はあの美しい時を覚えている
オペラ「ルスランとリュドミラ」よりファルラフのロンド
我が勝利の日は近い
オペラ「イワン・スサーニン」よりスサーニンのアリア
彼らはもう気付いている
(ロシア語歌唱、日本語字幕付き)
ピアノ: 白川媛葉(しらかわ ひめよ)
~福岡在住。吉永哲道氏に師事~
◆ドビュッシー 12 のエチュード No.11
◆ラフマニノフ 13 の前奏曲 Op32-5、音の絵 Op39-5
*37.5 度以上の体温、または体調に不安のある方は来場をご遠慮いただきますようお願いいたします
後援:認定 NPO 法人おんがくの共同作業場