2018.5.17音楽と語りでつづる/J.S.バッハ 「ヨハネ受難曲」
2018/05/17(木)18:45開演 紀尾井ホール
音楽と語りでつづる/J.S.バッハ 「ヨハネ受難曲」
指揮:郡司 博/語り:渡部智也/台本制作:岡田道子
ソプラノ:松井亜希/アルト:増田弥生/テノール:中嶋克彦/バス:加藤宏隆
管弦楽:オラトリオ・シンフォニカJAPAN/オルガン:小林牧子
合唱:東京オラトリオ研究会、立川コーラス・アカデミー
≪観客アンケート等から≫
●合唱のアンサンブルがとてもよかった。役割がはっきり理解されていて、とても聴きやすかった。ソプラノ、テノールのソリスト最高でした!
●素晴らしい試みでした。壮大な物語を理解しつつ聴くことが出来ました。合唱も素晴らしかったです。とても興味深く聴きました。
●気持ちよく鑑賞させて頂きました。機会がありましたらまた足を運ばせて頂きます。聴きたい:オペラ
●日本語の解説わかりやすかったです。ソロも素晴らしかったです。
●ナレーションがあるのでとてもわかりやすい。初心者には特にわかりやすかったです。スクリーンがうすくて読みにくかった。
●レチタティーボを日本語訳で歌うと勘違いしてきました。正直な感想としては、エヴァンゲリストのメロディがないと、アリアもコラールもぶつぶつ途切れている感じで、違和感があります。それと、アリアでリュート伴奏の部分がリュートでないのが残念です。今回は2日前にツイッターで公演情報を知り、当日券を買いました。チラシ画像だけだとヒットしないので、キーワードを「テキスト」で上げてもらえると検索しやすいです。「紀尾井ホール」で検索したところ、そのツイートが出てきました。「マタイ受難曲」に比べ、演奏を聴くチャンスが少ないので、本日は聴けてよかったです。
●なかなかユニークな「ヨハネ受難曲」でしたが、素晴らしかったです。聴きたい:マタイ受難曲
●久しぶりにコンサートに来て感動した。バッハの音楽がこんなにもやさしく深く、人の心の中に入ってくるとは。一人ひとりの演奏家の奏でるメロディ、オーボエやチェロ、チェンバロ等素晴らしい演奏でした。そして、合唱、ソリストによるアリア、語り部の進行、とてもドラマチックでオペラを観ているようでした。2時間があっという間の時の流れでした。
●合唱すてきでした。感動しました。聴きたい:モンセラートの朱い本
●聴きたい:カルミナブラーナ
●素晴らしかったです。いつもありがとうございます。歌い手の立場で生のご自分の言葉で解説文がとても楽しいです。ありきたりでなく、気持ちが入った、伝わりやすいことばが楽しみです。またいろんな企画を織り込んで下さい。
●語りがとても効果的で、全体の構成を理解することが出来ました。また、そのことにより個別の歌曲の意味合いをより深く味わうことが出来ました。これまで受難曲は良く分からず、つきあいで”聴く受難曲”だと思っていましたが、今回で印象が変わりました。
●日本語でのレチタティーボはわかりやすくて良いと思いました。でも語りの口調が、自分が思っていたものとちょっと違うなと思います。「何か違う・・・」と。もう少し悲しみを内面に持って欲しかった。後半のソリストの皆さん最高でした!!最後のコラール泣きました。
●素晴らしかった。コーラスも年を重ねる毎に素晴らしく、ソロ陣も、ソプラノ、アルト全体的におさえ非常に心に響きます。アルトの憂いのある声とソプラノの七色の声とチェロ、コントラバス、チェンバロのハーモニーが特に印象に残り、心震えました。
●「宗教音楽」というジャンルだけで「起きて聴いていられる」自信はありませんでした。(むしろ「絶対に寝てしまう」と確信していた)のですが・・・物語性に、語りの面白さに、ソリストや合唱団、オーケストラの音の美しさに目がパッチリ開いていました。紀尾井ホールに初めて来ましたが、これもとても美しくて「おちおち寝てはいられない」と思った要因でした。お友達に頂いたチケットでしたが、これなら自分で買って来ても良いなあと思う時間でした。聴きたい:マーラーの曲なんでも
●本当に素晴らしかったです。聴きたい:なんでも良いなあ!
●端正な良い演奏でした。エヴァンゲリストでなく、三人の人の語りは分かりやすかったです。聴きたい:ロ短調ミサ
●歌詞をつけて欲しかった。日本語の語りは大変良かったです。合唱も演奏もとても良かったです。聴きたい:ロ短調ミサ、マタイ受難曲、カンタータ
●一部の終わりに、早く続きが聴きたい!と思いました。二部に入っても最後まで目が離せない!という緊張感があり、自分もその場にいるようでした。
智也先生の語り、間、で引き込まれ、最高のオケと(どうやって音を取っているのか不思議な)合唱が共に競い合うように立体感を出していました。
アリアでは心を動かされました。この演奏形式、大成功ですね。マタイもこれで聴きたいと思いました。
●日本語のレチタティーヴォは良かったと思いますが、音楽の連続性がきれてしまうのではないかと思います。
●まずは全体を通して誠に素晴らしい演奏会でした。素人の私が心をぐいぐい引っ張られ、ヨハネ受難曲の音楽、内容(聖書の真実)に入っていくことが出来ました。ペテロ、ピラト、ヨハネ・・・時にイエス・キリストの言葉の日本語朗読によって、難解さがなく、とてもスムーズに音楽に没頭できました。郡司先生の情熱的な指揮も素晴らしかった!!ソリスト、オーケストラは勿論素晴らしいですが、コーラスの響きが何といっても感動的でした。随所におそらく郡司先生のご指導による音楽性の磨かれた形がくみとられ、本当に何も知らない私の魂に、音楽が語りかけてくれるようでした。合唱団員の友人に、時々レッスンの厳しさ、素晴らしさを教えてくれていましたが、「なるほど!」と合点したのでした。バッハも喜んでくれていると信じます。聴きたい:マタイ受難曲、水のいのち、心の四季、モーツァルト、ヴェルディ「レクイエム」
(フェイスブックの投稿から)
●昨夜の演奏会の余韻がまだ続いております。心がふるえるとはこういうことかと、思いました。
ソリスト、オーケストラ、合唱、語り、そしてそして神指揮者!
その上、ホールも素晴らしい。語りのおかげで、キリストのものがたりはよりわかりやすく、音楽が深まり、演劇や映画のような臨場感がありました。
そこにいるすべての人々の音楽への熱意と愛にあふれた舞台でした。これから仕事です。1日頑張れそうです。
(後日届いたメールから)new!
●郡司先生の指揮に今回も引き込まれました。先生の指揮に、ステージ上の全員が一つとなり、特にパッと音が消える瞬間はもう何と申し上げたらよろしいのか、こちらまで神経が研ぎ澄まされるような気持ちでした。ソリストも合唱団の皆さまも、最高に素晴らしく、人間の声って天からの宝物だとしみじみ思いました。人の心の弱さは芸術の永遠のテーマだと思いますが、自分の心の弱さを自覚するということが人生の道標となり豊かな歩みを導いてくれるように感じます。
●最後の四部独唱も胸に響いてくるものがありましたが、第二部のローマ法廷でのピラトの裁判と最後の賛美歌は特に圧巻でした。綺麗でありながらもとても強いエネルギーを感じました。お若い方からご高齢の方まで、本当に様々な方がいらっしゃり驚きましたが、そのエネルギーを生み出しているのも、一人一人の方々なのだと思うと、とても尊い気持ちになりました。
●渡部氏のエヴァンゲリストは本当に本当に大成功。昔話の語り部のような不思議な力で「曲と曲の中にプツンと切れ目を入れることなく」自然なつながりを引き出し、聴衆を誘ってくれた。五島列島の古い教会のミサで出会った漁師の古老の語り口を思い出し、このテンポは日本人の耳にとって大切だ(心地よい)と気付いた。
●コーラスとコラールで人間性の両面がよく伝わってきて、これが歌声で表現できるのは「技術だけでは不可能」と思ったが、やはりどうもその技術があるから「技術とは見せずに」歌っているらしい。群衆や人間の嫌らしさ、下品、情けなさと、人間の深い反省、祈りがどちらも美しい声しか使っていないのに分けられているのにびっくり。郡司先生の力か。団員の思いの深さか。